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9.日本語について[3]
                                



音素文字が砂粒であるなら音節文字は小石なのだろう。一つの文字が原則二つの音を含んでいるのに、あたかもそれが一つの音かのように発音され又、表現されるなら、当然、同音異義語も多く発生せざるを得ない。そして、それは言葉の前後等の関係から正しい意味を汲取ることになるのだろう。そう考えるなら、日本語の仮名は、駄洒落も回文も作りやすく、また、語呂合わせもやりやすいということになるのではないか。古より掛詞などと高尚な名で呼ばれている和歌等に使われる手法もこの手のものに変わりないのだ。だから、自作の詩に頻繁に使っているそのような手法を自ら蔑む必要は決してないのだ、との独り言で、この話を結ぶことにする。


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