管理人室BBS 


  
10.持論@
                                



「詩人であるかないか」を判断する上で、絶対にイディオロギーをもってしてはいけない。「詩の良し悪し」の判断も同じである。政治的判断、道徳的判断、教育的判断、教条主義的判断・・・それに類する如何なる判断も悪しき判断である。従わなければならないものは唯一つそれは、「言葉における真理」・・それだけである。それは民主主義ではありえない。何故なら、芥川が言ったように「キリストが何を言ったかではなく、大衆が知りたがっているのは、彼が私生児であるかどうかである」・・我々は絶対に、悪しき民主主義に染まってはならない。精進に精進を重ね唯只管、詩人が座禅三昧により「言葉における真理」を自ら悟らなければならない。個々人の悟りは決して”独り”ではない。何故なら、それが真理であるからである。”普遍”であり、真の詩人の”アイデンティティー”であるからである。


倉庫@menu
管理人室