裸の人生

 

 

枯れ木だっていつまでもそんなに暢気にしてていいわけじゃないだろう

雲の問いかけにだってもっと真剣に答えてやれよ

そんなにあっけらかんとしていられちゃ雀だってとっつき難いだろうよ

去年のような葉っぱをくっつけるのはもう懲り懲りだって

まあそりゃそうかもしれないが人生なんてそんなものさね

そういえばあの爺さんついこないだ酔っ払って歩いてて車に撥ねられちゃったそうだよ

爺さんの口ぐせだったなあ

俺は戦争で学んだんだ 重機関銃をぶっ放したらその後は先ず酒だ それから女だ

戦争が終わってからの57年間も爺さんにはそれしかなかったのさ

それしか無いなんて言っちゃ罰当たりだぜ 爺さんにはそれがちゃんとあったんだよ

あんたも精々いまのうちに考えときな このぬるま風に背中でも流してもらいながらさ

 

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詩