ぶんぶく茶釜の綱渡りでござい

 

 

 

連綿と続く鏡の中の鏡の未来に

頭をぶっつけて

映る己のまぬけ顔を見たか

累々と横たわる過去に

跨って 鞭打って

落馬してもまだ懲りないのか

あいつの手でさえお前たちには見えない

ましてこの俺の人差指の爪の先

こうしてちょっとゆすってやれば

はっはははは

せいぜい有難たがっていろ

今日はここまでにしておいてやる

明日は尻尾を拝ませてやるからな

俺のではなくお前のをな

 

 

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