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6.進化
                                



WBA世界フライ級1位の亀田興毅が、WBO世界ライトフライ級2位レクソン・フローレス(フィリピン)と対戦。約8カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。 印象的だったのは彼が「進化」という言葉を使って、自らの将来を語ったことだ。進化とは種とまではいかないが、実質的な繁殖集団を対象として使われる言葉であり、めちゃくちゃ大きな言葉である。しかし、最近ではこの言葉をほんのちょっとした進歩程度のことにも使うようになった。だが、 彼がこの言葉を使ったことには自分のような古い人間にも充分頷けるような気がした。 人間の肉体は一個の個体から離れては生存はできないが、精神は過去をかなぐり捨てて生きて行くことが出来るような気がする。それは純粋な意味では錯覚かもしれないが、そのようにして生きてゆこうとする姿勢は評価されてもいいのではないかと思う。しかし、そうした生き方には往々にして短絡的反面を内包している場合も多いような気がする。敗戦を迎えると同時に左翼化した青少年達の多くは、筋金入りの軍国青少年であったと聞いている。 生きながらにして生まれ変わることは至難の業である。本当の意味で生まれ変わり、進化する為には、精神の遺伝子を操作しなければならないのだろう。先ずは、どの遺伝子をどんな風に変化させることが「進化」なのかを検証する必要があるものと思われる。(2008年03月23日 06時24分25秒)


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