テレビニュースを見た。中学2年生の男子がいじめを苦に自殺したそうだ。うちの子よりも年下だ・・・なんともいたたまれない。教師も一枚かんでいたらしい。言語道断だ。
そもそも「いじめ」なんてものは、短絡思考の所産であり教師が関わっていたとしたら、教師の幼児化を暴露するものであり最早放ってはおけない問題である。いじめる側の人間は、いじめられる側の人間を嫌悪しているのであるが、精神的に未熟な子供たちは、その嫌悪を無意識のうちにある不安をバックボーンとして半ば生理的に嫌悪しているのであり、それは、特に若い女性がゴキブリを見て卒倒する気持ちに似ている。嫌悪対象に対しひたすらヒステリックに反応するのであり、いじめられる側はそれ以上に敏感に反応するのである。いじめる側の子供たちの背後にある不安とは、自分はそんな風にはなりたくないという強い感情と裏腹のものであり、嫌悪すること自体は自分の向上心に繋げようとする無意識内の志向性の反映でもある。
このようなデリケートな感情に弄ばれている思春期の子供達を間違いの無い方向に導いていかなければならない責任が教師にはあるはずだ。教師は飽くまでも教師でなければならない。生徒と同じ次元の精神性しかもてない教師・・・もしこれが、大人全体の傾向(幼児化現象)だったとしたら・・・考えただけで背筋が冷える。
※ この記事はずいぶん古いです。多分、2006年秋頃に起きた事件について書き留めたものです。
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