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1.懐古趣味と孤独な性癖
                                



僕の懐古趣味はあまり尋常とは言えないのかもしれない。
だいたい懐古なんて言うものは、ひと歳とった者がすることだろう。
ところが僕はそれを幼少時からやってきている。だから、幼児期の記憶は異常に豊富だ。それは多分、幼いころから何度も居所が変わった事に起因するのかもしれない。幼少時から無意識に現在と昔居た所での出来事を比較する癖ができてしまっていたのかもしれない。しかも何だかんだで自分の経験を通り越して、僕には、自分が経験していない過去まで懐かしく感じてしまう性癖ができてしまっている。だから、僕が本当にノスタルジアを感じる音楽や絵画は、自分がまだ存在しないか生まれていても記憶があるはずがない類のものだ。そんな自分の内部の呟きを言葉にしたら、それを聞かされる者はたまったものではなかろう。だから、自分は孤独にならざるを得ない。しかし、孤独は決してその姿を見せないものだから、自分はいつも平然としているように見えているらしい。おれはただの蛙の置物じゃないんだぞ!!


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