もしかしたら

 

 

 

もしかしたら 

君は

もう 

いないのかもしれない


とたんに


山茶花は とびちり

街は

瓦礫と 化した


ただ 僕は


木枯らしの中を

黒い波に向かって

歩いていた

 

 

TOP