突然
神秘に血塗られた赤信号が
鎮静な闇を掻分けて
俺のこめかみを抉抜く
俺は愕然として立止まる
いつもの道に見しらぬスクリーン
一抹の不安は容赦なく
俺の存在をまさぐり始める
辿着けるのだろうか?
本当に
いつものこの道を
いつものように歩いて行けば
本当に辿着くことが出来るのだろうか?
安らぎの場
そうだ
今では唯一の安らぎの場
四畳半の空間
俺の住処
光栄館19号室に
本当に辿着くことができるのだろうか?
昨日と同じように・・・・・
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