いつもの口調で

                                  小笹二十志 作



投げつけるような口調

殴りつけるような口調

叩きつけるような口調

あなたは何かある毎に

私をその冷たい口調で

責められるだけ責めておいて

でも

私の反撃開始と同時に

防戦一方

卑怯なあなた・・

それから 私の乳房を

揉みくだくような口調で弁解して

最後は 結局

ごめんなさい

坊やみたいな口調で言うのね

さあ どうぞ



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