はなのなは やさしさや
逆立ちしたら 木になった
喉から手がでて脚がでて
つむじまがりを 風が巻き
ビー球ころがす小川の野辺で
喉から根がでて枝がでて
咲いた 咲いた はなのなは
誰も知らない はなのなは
逆立ちしたまま 木になった
つむじまがりを 煙が巻き
梢はささやき 葉はさわぐ
さやさやさやさや やさしさや
誰もが知ってる やさしさや
誰もがしらない はなのなは
誰にも咲いてる やさしさや
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