やっぱり店番は

 

 

 

駄菓子屋の おばちゃん

狐目で ぼく 疑った

駄菓子屋の ばーちゃん

いつも ニコニコ店番なのに

おばちゃん ぼく 疑ってる

これ ぜ〜〜んぶ アタリ

ガム 両手に抱えて 持ってったら

狸目になって ええ〜〜って おばちゃん目をまわした

・・・これホントに全部うちの店の 当たりクジ? ハズレ全然ないじゃない

・・・そうだよ 全部アタリだもん

・・・そう?? なら もう一度 アタリひいてごらん

・・・ぼく もう お金 残って無いもん

・・・いいわよ ただでやらせてあげる

・・・この店 もう アタリ 残ってないもん

・・・じゃあね ホントにアタリないかどうか やってごらん


ぼく ポケットいっぱい 両手もいっぱい ガムいっぱい 幸せいっぱい

おばちゃんちのお店 アタリガムからっぽ ハズレガムからっぽ

それから お店 からっぽになって おばちゃんお店やめて

いま 町長さんの奥さんやってる

ばーちゃんは 天国で店番やってるって話

やっぱり 店番は ばーちゃんのもんだよな

 

 

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