不安

 

 

こんなに厚く長い髪の毛をした時間の

ほんのいちにほんが抜けなくて

今日も闇に蹲っている

何が怖いのか

何を躊躇っているのか

夜が明けても

光は 決して 俺を受け入れてはくれない

明ければ


闇が途轍もなく恋しく思えてくることは解かりきったこと

おまえが愛おしくてたまらなくなるのだ

そして また

おまえは 必ず 訪れる

ぬけぬけと 俺の前に

あいつを ひき連れてだ

 

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