こんなに厚く長い髪の毛をした時間の ほんのいちにほんが抜けなくて 今日も闇に蹲っている 何が怖いのか 何を躊躇っているのか 夜が明けても 光は 決して 俺を受け入れてはくれない 明ければ 闇が途轍もなく恋しく思えてくることは解かりきったことだ おまえが愛おしくてたまらなくなるのだ そして また おまえは 必ず 訪れる ぬけぬけと 俺の前に あいつを ひき連れてだ
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