あちらから

 

 

脳の迷路を墓石に似た白い茸の列が

 

フィジカルなリズムをつくって

 

こちらに向かって歩いてくる

 

男なのか女なのか

 

霧散したあの日を求めて

 

置き去りにしたものを取り返しに

 

こちらに向かってやってくる

 



守山幹雄の詩世界MENU3