くちづけ

 

 

 

安らかな寝息を聞くたびに

胸の鼓動を確かめて

僕は いつも

君との幸せを確信していた


暖かな闇のなかでの抱擁

この甘いくちづけが 

その度に

君から幸福を 吸取っていたなんて


青白い月の光に晒しだされた

ひからびた
 君の肢体

 

 

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