終の棲家(ついのすみか)に夢の影

 

 

 

ふるふる ふるふる ふるさとに
白くまぶしく美しく 

ふるふる ふるふる ふる雪は
仄かにやさしく暖かく 

ふるふる ふるふる とめどなく
終の棲家の 庭の木に

雪ふる ふるさと映す窓 
病のとこの スクリーン

とことこ とことこ ひとりでに

白く仄かな魂が
足を浮かせて あの道を

ふわふわ ふわふわ おりてゆく

ふるふる ふるさと 雪のさと
仄かにやさしく暖かく

ふる雪 ふる雪 ふるさとの
かげ絵のささやき かもしだす
仄かな月夜の 夢の影

 

 

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