フロイライン

 

 

親友がフロイラインを紹介してくれると言う

長い髪をした清楚で上品な顔立ちをした女性だった

レモンティーを入れてくれながら彼女は

親友の顔を見て くくくっと笑って言った

今朝 一本糞が出たんだよ

いっぽんグソ!? 僕は耳を疑った

悪戯っぽくも見えないわけでもなかったが

大きな瞳が輝いて ホントに嬉しそうだった

そうか それは良かったな よかった よかった はっはは

親友は 僕の顔を見ながら可笑しそうに笑ってみせた

(なるほど フロイラインか)

僕も笑いが込上げてきて 大声で笑っていた 

すると

僕の顔に注がれていた

彼女の心配そうな視線も和らいで

みんなの便秘が解消したみたいだった

 

 

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